はじめに
オフィスの移転、レイアウト変更、拠点統合——こうした局面で必ず発生するのが オフィス家具の処分 です。デスク、チェア、キャビネット、パーテーション…。数が多いほど処分費用はかさみ、搬出作業も大きな負担になります。
しかし、処分方法を正しく選べば、費用を大幅に削減できるだけでなく、場合によっては買取で収益を得ることも可能です。
本コラムでは、法人がオフィス家具を処分する際の選択肢を徹底的に比較し、最もコスパの良い方法をご紹介します。
1. オフィス家具は「産業廃棄物」になる
法人の廃棄物は自治体に出せない
よくある誤解が「粗大ごみとして自治体に出せばいい」というものです。しかし、法人が事業活動で使用した廃棄物は、原則として自治体の粗大ごみ収集の対象外です。
廃棄物処理法により、事業系廃棄物は排出事業者(法人)の責任で適正に処理しなければなりません。
オフィス家具の廃棄物分類
| 素材 | 分類 |
|---|---|
| スチール製デスク・棚 | 金属くず(産業廃棄物) |
| 木製デスク・テーブル | 木くず(事業系一般廃棄物 or 産業廃棄物) |
| オフィスチェア(樹脂+金属) | 混合廃棄物(産業廃棄物) |
| パーテーション(アルミ+布) | 混合廃棄物(産業廃棄物) |
| ソファ(ウレタン+布+金属) | 混合廃棄物(産業廃棄物) |
混合廃棄物は処分単価が高くなるため、可能な限り素材ごとに分別することが重要です。
2. 処分方法の比較

(1) 産業廃棄物処理業者に委託
最も一般的な方法です。許可を持つ収集運搬業者にトラックで回収してもらい、中間処理施設で選別・破砕後、リサイクルまたは最終処分されます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 法令に準拠(マニフェスト発行) | 費用がかかる(数千〜数万円/点) |
| 大量処分に対応 | 業者選定の手間 |
| 分別不要の場合も | 混合だと単価が上がる |
費用の目安
| 品目 | 1点あたりの処分費用 |
|---|---|
| オフィスデスク(片袖) | 3,000〜5,000円 |
| オフィスデスク(両袖) | 5,000〜8,000円 |
| オフィスチェア | 1,000〜3,000円 |
| 書庫・キャビネット | 3,000〜6,000円 |
| パーテーション(1枚) | 2,000〜4,000円 |
| 会議テーブル | 5,000〜10,000円 |
| ソファ(2人掛け) | 5,000〜8,000円 |
| ロッカー(6人用) | 4,000〜7,000円 |
数量が多い場合は「トラック○台分」で一括見積になることが多く、単価は下がります。
(2) 買取業者に売却
状態の良いオフィス家具は、中古オフィス家具として買い取ってもらえる可能性があります。
買取されやすい家具の条件
- 製造10年以内(特に5年以内は高評価)
- 有名メーカー品: オカムラ、イトーキ、コクヨ、内田洋行、PLUS
- 状態が良い: 大きな傷・汚れ・破損がない
- 需要が高い品目: メッシュチェア(特にバロン、コンテッサ等)、フリーアドレスデスク
買取が難しい家具
- 製造年が古い(10年超)
- ノーブランドの安価な家具
- 傷・汚れがひどい
- 特注サイズ・特殊な色
- 組み立て式の安価な家具
(3) 不用品回収業者に依頼
手軽さが魅力ですが、注意すべき点があります。
- 許可の確認: 産業廃棄物収集運搬業の許可を持っているか確認必須
- 無許可業者のリスク: 不法投棄された場合、排出事業者にも責任が及ぶ
- 料金が不透明: 「トラック1台○万円」の定額制で、実際には割高になるケースも
- マニフェスト非対応: 多くの不用品回収業者はマニフェストを発行しない
要注意: 「無料回収」を謳う業者は、後から高額請求されるトラブルが多発しています。必ず事前に書面で見積を取りましょう。
3. 費用を最大限抑えるコツ
買取と廃棄を組み合わせる
オフィス家具の中には、買取可能な品目と廃棄するしかない品目が混在しているのが通常です。買取金額で廃棄費用を相殺するのが、最もコスパの良い方法です。
例えば:
| 品目 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|
| オカムラ バロンチェア(買取) | 20脚 | +80,000円 |
| コクヨ フリーアドレスデスク(買取) | 10台 | +50,000円 |
| 古いスチールデスク(廃棄) | 30台 | -90,000円 |
| パーテーション(廃棄) | 15枚 | -45,000円 |
| 合計 | -5,000円 |
買取がなければ廃棄費用だけで 135,000円 かかるところが、わずか 5,000円 で済みます。
分別を徹底する
金属部分と木材部分を分別するだけで、処分単価が大幅に下がります。
- スチール部品 → 金属くずとして安価に処分(場合によっては有価物として買取)
- 木材部品 → 木くずとして処分
- 混合のまま → 混合廃棄物として高い単価で処分
タイミングを見計らう
- 繁忙期(3〜4月)を避ける: 引越しシーズンは業者が混み合い、費用も高くなりがち
- 閑散期(6〜8月、11〜1月)がおすすめ: 比較的安く、スケジュールも柔軟
4. 処分時の注意点
マニフェストの交付
産業廃棄物として処分する場合、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が法律上の義務です。
- 排出事業者(お客様)がマニフェストを交付
- B2票は90日以内、D票は180日以内に返送を確認
- 返送がない場合は都道府県知事に報告
搬出時のビル管理との調整
オフィスビルから家具を搬出する際は、事前にビル管理会社と調整が必要です。
- 搬出経路の確保: エレベーターの使用可否、養生の要否
- 搬出可能時間: 営業時間外のみ許可される場合あり
- 駐車スペース: トラックの停車場所の確保
- 原状回復: テナントの退去時には床・壁の原状回復も必要
5. 産廃見積.comなら一括で解決
ここまで読んで「面倒だな…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。実際、オフィス家具の処分は業者選定、見積比較、マニフェスト管理など、手間がかかるのは事実です。
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産廃見積.comの特徴
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ご利用の流れ
- 無料会員登録(メールアドレスとパスワードのみ)
- 「買取」または「廃棄」を選択し、家具の品目・数量・写真を登録
- 担当者から見積書をお届け
- 内容にご納得いただければ、回収日を調整
まとめ
オフィス家具の処分は、正しい方法を選べば費用を大幅に削減できます。ポイントは:
- 買取可能品を見極める(メーカー品・状態良好なもの)
- 買取と廃棄を組み合わせる(買取金額で廃棄費用を相殺)
- 分別を徹底する(混合廃棄物の単価アップを防ぐ)
- 許可を持つ業者に依頼する(不法投棄のリスク回避)
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